丁寧に手を抜く

頑張らない努力

タイピングの悪い癖を矯正したらストレスが減って効率が20%向上した

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どうもTAKUYAです。

みなさんは2018年の正月に掲げた抱負をまだ覚えているだろうか? facebookに長々と投稿する人もいるよね。 自分は掲げない。なぜなら100%忘れるから。 その代わり、年の初めに新しいことをやり始める。 今年はキーボードのタイピングの悪い癖を直すことだ。 数ヶ月続けてようやく効果が出始めた。

自分のタイピング速度はもともと速い方だと思う。 確か 腕試しチェックサイトでのレベルは comet (375~399pt) だった。 まぁ中学二年からパソコンを触っているので速くならないほうがおかしい。 でも以下のような悩みがあった:

  1. キーボードの入力音がうるさい
  2. タイポが多い
  3. 手が疲れる
  4. 入力時にストレスを感じる

作業効率を更に上げるためにもこれらの問題を解決したい。 入力音がうるさいと他人の迷惑にもなるし。 自分のタイピング癖を見直すと、以下のことに気づいた:

  1. ホームポジションを遵守していない
  2. vimでのカーソル移動に hjkl キーを使っていない

この通り自分は基本中の基本を守っていない。 だから手癖だらけ。そのせいで以下の弊害が発生していた:

  • 手首の位置がうろうろ安定しない
  • いらない力が入ってタイプ音が大きくなって手が疲れる

今思い返せばこんなんでよくプログラミングが出来てたなと思う。 どうやって入力していたかというと、キーの相対位置を一文字ごとに考えて指を動かしていた。

ギターやピアノの運指をイメージすると分かりやすいと思う。 ギターを1音ずつ弾く時に、フレットや弦の移動コストを最小限にするように指を動かす感じ。

例えば「k」を入力したら、その上は「i」と「o」だ、右下は「,」だというようにマッスルメモリーに叩き込んで、それに合わせて手首の位置や指を動かしていた。 これでブラインドタッチする。そりゃストレス感じるわ、と。これが中学から培った我流のタイピング技術である。笑

こんな打ち方だから、離れたキーを入力する時にタイポが高確率で起こる。 カーソル移動で毎回矢印キーまで移動しなければならないので無駄が多い。

まずはホームポジションhjklを導入するとともに、vimでは以下のことを行った:

  • 自分の手癖に合わせていたvimのキーマップ設定を外してデフォルトを使うようにした
  • Escキーは遠いので使わず ctrl-[ノーマルモードに戻るようにした

あとは Karabinerというmac向けのキーマップツールを使って、vimっぽいキーマップをOSグローバルに適用してみた。 Complex Modificationsからお好みの設定を見つけてインポートすればいい。 こちらのVi Style Arrowsを使った。

最初はとても辛くて辛くて、竹書房ゥァア゛ーッと奇声をあげたくなったけどなんとか耐えた。 痛みの伴う矯正だった。 ホームポジションを尊守していると薬指と小指を沢山使う。 これが結構慣れないと思うように動かなくてしんどい。 やはりキーボードは楽器と同じだ。 上達するかどうかは薬指と小指にかかっている。

vimのキーマップはよく考えられているなと改めて思った。 デフォルトのキーマップ設定は今後も変えないで行きたい。 最初は ctrl-[ で小指が届かず ctrl-p を入力してしまってコード補完が頻繁に表示されるという悩みがあったけどこれも慣れの問題だった。

おかげで入力ストレスはかなり軽減されて、手も疲れづらくなった。 苦手な文字が限定されてタイポ率が下がった。今は主に ,./-=らへんをよくタイポする。難しい。 リターンキーは中指ではなく小指で押すようになったので「ッターーーーーン!!!」とやらなくなった。 これでもうキーボードを破壊しなくて済む。

まだ残っている問題は、日本語の入力。 自分は日本語を打つ頻度が低い。 プログラミングではほぼ英数字しか打たないから。 だから日本語の矯正がまだ残っている状態。 ゆっくり直していきたい。