ffmpegで動画を綺麗なgifに変換するコツ
先日、gifで動くモックアップ動画を作ってツイッターに投稿した。
ブログ用にApple Motionで画面はめ込みのスクリーンキャストを作ってみた。gif変換はffmpeg pic.twitter.com/oWlkp67ooA
— TAKUYA🐾個人開発で食うノウハウを書く (@craftzdog) July 12, 2018
英語でも同様のツイートをしたら以下のような質問が来た。
That looks very smooth. What parameters are you using for ffmpeg? I've tried (and failed) to cook a good gif from a video before.
— Jamie Birch (@LinguaBrowse) July 12, 2018
意訳: 「まじヌルヌル動くやん、どうやってんの?俺も前試してんけど無理やってんわー」
という訳でこちらにもティップスをシェアしたい。彼には既に伝えたので安心してほしい。
無料ツールのffmpegを使う
ffmpegというのは有名なフリーの動画変換CLIツール。一度知ったら手放せない。 macだったらhomebrewでインストールできる:
brew install ffmpeg
もっとも基本的な使い方は以下の通り:
ffmpeg -i input.mp4 output.gif
input.mp4
をoutput.gif
に変換している。簡単や。
パラメータの調整が必要
しかし問題は、適切なパラメータを指定してやらないと綺麗に変換されないということだ。
以下は特に何も最適化せずに動画を変換した場合のアウトプット:
ffmpeg -i input.mov -lavfi "fps=12,scale=900:-1:flags=lanczos" -t 5 -y output.gif
- fps=12, width=900, length=5s, size=445KB
なんかブツブツのパターンが見える。使えないこともないけどなんか違和感がある。
パレットを最適化する
gifは256色しか表示できない。なので、動画内で使われている色をあらかじめ計算してパレットを生成する。
ffmpeg -i input.mov -vf "palettegen" -y palette.png
これで palette.png
というファイルが出来た。
このパレットファイルを使用して生成してみると・・
ffmpeg -i input.mov -i palette.png -lavfi "fps=12,scale=900:-1:flags=lanczos [x]; [x][1:v] paletteuse=dither=bayer:bayer_scale=5:diff_mode=rectangle" -y output.gif
- fps=12, width=900, length=5s, size=1.3MB
スムース! あとはお好みのfps(フレームレート)やサイズを指定すればOK。 なぜファイルサイズが倍以上に増えたのかは、gifの仕様に詳しくないので分からない。
コマンド内で指定している謎の各パラメータはおまじないなので気にしなくてもOK。もしもっと凝った事がしたいなら、以下で紹介している参考元記事をどうぞ。
参考記事
ミルチャ・カントル展で「透明な主張」を読み取る @ 銀座エルメス
エルメスの建物なんてそうそう入らないのでとてもいい機会だ。
かっこいいオブジェがお出迎え。建物の外壁全面が、昭和な建物によく使われている格子状ガラスで作られている。すごい。
中から写すとこんな感じで、異空間な雰囲気がすてき。エフェクト無しです。
近くで撮ると、外の風景がぐにゃっと歪んで面白い。エルメスは時空の歪みの中に存在する。
さて、本題のミルチャ・カントル展はというと、展示物は2つ。
まずひとつ目は沢山の鉄製風鈴のようなものを吊るした作品。
実は入り口のドアとワイヤーで繋がっていて、ドアを開くと風鈴が揺れて音が一斉に鳴るという仕組み。
最初は気付かないで入るので、二度美味しい。
二つ目は映像。透明のプラカードを掲げて更新する様子がずっと映し出される。
謎すぎて意味がわからないけど、そこが良いなと思えた。
まるで「声なき声」を可視化したようなメッセージ性を感じた。
声の大きい者が目立ってばかりの時代を逆説的に批判するかのような。
三者三様の表情で立っているのが面白い。
スタッフの応対がエルメスすぎて緊張した。最高級や。
しかし銀座は少し歩くだけでユニークな建物に出会えて面白い。
よい散歩でした。
- 「あなたの存在に対する形容詞」ミルチャ・カントル展 | HERMES - エルメス公式サイト
- 開館日:2018年4月25日(水)~7月22日(日)
- 開館時間:
MENTA作者の入江さんと個人開発談義をしたら色々と気付きがあった
どうもTAKUYAです。 自分のように個人開発で実際にマネタイズをしている人は少ない。 入江さんは、自分と同じフリーランスで、最近受託を完全にやめて自分のサービスだけで食おうとしている人。 スキルセットも似ていて、デザインも自分でやる。 最近ローンチしたMENTAというスキルシェアリングのサービスも、デザインがしっかりしていて完成度が高い。 ちょうど入江さんが福岡から東京に来るとツイートしていたのでお茶に誘って、個人開発談義をしてきた。
うろ覚えではあるけど、印象に残った話を議事録形式でシェアしたい(本人許可取得済)。
入江さんの話
- 受託開発の話
- 入江開発室を有料で開いてみたら意外と沢山の入会があった
- サラリーマンやフリーランスをしつつ自作サービスでマネタイズしたい人は沢山いる
- そういう人たちに自分のサービスの企画からローンチ、集客の一部始終を見せることで刺激になり真似したくなるようなコミュニティを作ろうとしている
- 別に有名じゃなくてもニーズがあればメンバーは集まる
- MENTAの話
- サイトのイラストは素材サイトで購入
- メンターがリリース時に100人以上集められた理由
- 事前に限定公開して、ローンチ後に受付を締め切ると宣言した(限定セール効果を狙った)
- 有名どころの人に個別に声をかけて営業した
- 相手に合わせた具体的なプランも併せて提案して興味を引く
- ローンチ後はメンターが各自で宣伝活動をしてくれたので広まった
- 目下の課題はメンティー(教えられる側/購入側)を集めること。そのための機能改善が必要
- ローンチから10日ぐらいで既に売上40万、手数料が20%なので利益は8万円(おいしい)
- 月数万円の単価の高いものがある
- StripeはconnectというAPIで、銀行振込を自動化できるから便利
- Pay.jpとかでは出来ない
- 最近はJCBにもベータで対応していて素晴らしい (ただし円建てのみ)
- 受託開発をやめてみた話
- 自分のサービス開発に集中できるので効率は大幅に上がった
- スイッチングコストが減るのはやっぱりでかい
TAKUYAの話
- Inkdropの話
- 海外ユーザの英語でのサポートが辛いのは最初だけ、使う言い回しが限られているのですぐに慣れる
- Inkdropは一人で作っていることをウリにしているので、まだしばらくは一人でやっていく
- React Nativeの話
- RNはjsでアプリが組めるが、ハイクオリティなものを作ろうと思えば結局ネイティブの知識と経験が要る
- 例えばjsはシングルスレッドなので、バックグラウンドで重い処理などをさせられない
- バイナリの取り扱いがまだまだ弱い
- 未だにCJK入力のバグがあったりして、まだまだ安定しない
- RN自体のアップグレードがいつも地獄。何かしら問題が起きる。RNを採用する際は心中する覚悟で
- RNはjsでアプリが組めるが、ハイクオリティなものを作ろうと思えば結局ネイティブの知識と経験が要る
- Flutterはちょっと期待している
- React Nativeと違い、UIにフォーカスしているところが面白い
- UIKitみたいなハイクオリティなコンポーネント群が標準で提供されると強い
- 今は個人開発者に置い風が吹いている
- 一昔前は課金システムを組むことすら大変だった
- 様々な開発ツール群が出揃って開発コストが格段に減って、一人でも余裕でサービスが組めるようになった
- なぜ多くの人は「サービス開発したい」と口だけで終わってしまうのか?
- 作りたいものがそもそもない
- 「会社をやめたい」とか「楽してお金が稼ぎたい」という逃げのモチベーションで動いている。人を喜ばせるのとは別の方向を向いている
- 手を動かさず本を読んでいる間は夢が夢のままでいられるので傷つかなくて済む
- QiitaではContributionが1でもあれば上位15%。つまり手を動かさない人が基本は大半
- 思いつくサービスのアイデアが「B-to-C」寄りで、広く浅いターゲットを狙ってしまう人々について
- MENTAへのアドバイス
個人開発界の狩野派を作ろうとしている入江氏
話してみて感じたのは、自分と入江さんはバックグラウンドやスキルセットが似ている一方で、サービスづくりのアプローチは対照的だという事。 自分はとにかくコミュニケーションコストを削ぎ落とし集中する環境を作って、なんでも自分でこなしてアウトプットを最大化する戦略を取っている。 それに対して、入江さんは人を巻き込み能力を組み合わせて、自分は得意分野に集中することでアウトプットを最大化する戦略。
例えば受託のやりかたにもその違いが如実に現れている。 自分は以前書いた案件の効果的な見積もり方のように、効率性・緊急性・専門性・有効性の観点でいかに自分のパフォーマンスを市場にマッチさせて単価を最大化するかというアプローチ。つまりスケールアップ方式。 入江さんは、手が足りなくなったら適宜人材を募集して仕事を割り振って手を広げるアプローチ。つまりスケールアウト方式。 手付金をもらったり顧問契約をしてキャッシュフローをうまく流動化させていて、リスク回避の仕方もうまい。つまりマネジメントの能力が高い。 人を動かすのがうまいので、MENTAのようなサービスが自然と出てくるのは頷ける。
入江開発室の発想は更にユニークだと思う。 これは入江流の個人開発者を量産させる、いわばかつての画家集団の狩野派ならぬ入江派を作ろうとしているのではないかと思った。 つまり一つの「正解」を示して、それに弟子たちを追従させ、作った作品を流派として認めていくやり方。 それはとても日本的なやり方だし、将来性が高いと思う。 昨今のインターネットサロン文化も同じく狩野派に通ずるものがあると感じている。 入江さんはそのあたりの流れをいち早く汲み取って活動しているので、今後に期待。 デベロッパーって職人気質な人が多いので、こういうコミュニティを率先して作る人達は重宝されるだろう。
自分はマネジメントが特に弱いし、そこが伸びしろだとも思っている。 スケールアップ戦略はシングルコアの周波数と同様に限界がある。やはり最もスケールするのはマルチコアのスケールアウト方式だろう。 今後Inkdropが人を巻き込んで行くにあたって色々とヒントを得られて良かった。 入江さんありがとうございます。また喋りましょう。
30連休7日目の所感とヨッピー流たこ焼きが美味いという話
縦書きレイアウト版はこちら
30日間の休業を宣言してから、はや1週間が過ぎた。 自分は今、個人開発で作ったアプリの利益でだいぶ食えるようになったので、以下のように休みを宣言してゆっくりしている。
アプリのユーザフォーラムに "The author is on a 30-day vacation now" と書いたら、みんな気を遣ってくれてほとんど問い合わせが無くなった。連絡の際には冒頭に "Sorry for disturbing you" と断りを入れて下さるほど。理解に感謝。 上記記事のブコメで「サポート対応やバグ対応するのは "休み" とは言わない」という指摘があったけど、アプリは入念なベータテストを経てリリースしたので安定しているし、サポートはユーザさんのご理解のお陰で最低限に抑えられていて、とてもゆっくりできている。ありがたい。 休み中のユーザ増加や売上の変化についてはまた改めて書こうと思ってるけど、現状これといった悪影響は見られず、変わらず新規ユーザも課金ユーザも伸びている。継続課金バンザイである。苦労した甲斐があった。
というわけで、今のところいい感じにダラダラできている。昨日はついうっかりvimを開いてしまい、働いてしまったのでお休みノーカンとした。vimを封印しよう。
この一週間はとにかく何もしないようにした。どこにも出かけない。ひたすら寝て、散歩する。 それを続けたお陰か、ずっと体に溜まっていた慢性的な疲れが取れつつある。 体が軽いし、気持ちも晴れやかで、バイタリティーがどんどん充填されていくのを感じる。
こういう休み方ってなかなかできない。 中途半端に7日間とか14日間とかの長さで休みを取ると、根が貧乏性なもんだから、なんとか有意義に過ごそうとしていろいろ予定を詰め込んでしまう。 例えば旅行って楽しいけど、緊張するし、いろいろ調べたりするから体力を使う。 30日間あると、無計画に心置きなく何もしないことに集中できる。 アトピーによる肌荒れも少し治ってきた。
梅雨に入り、雨の音を聞きながらゆっくりと公園を散歩するのは楽しい。 先日京都で座禅体験した時に学んだことを実践している。 普段PCの作業で視覚的な刺激と思考思索に偏った生活を送っていたから、脳を休めて、普段あまり使っていなかった五感を再起動してその偏りを整える。 自律神経は緊張状態が続いて交感神経の方ばかり優位になっていたのが、ゆったりとリラックスして副交感神経の方へと傾く。 そして積もりに積もったストレスが外へ流れていく。
具体的な予定といえば唯一、飲み会があった。 久々に人と喋るのでテンションが上がって喋りすぎた。 あと最近、初めて会う人が既に俺の事を知っていることが増えた。 週休7日で働きたいのブログを読んで下さって知った方や、拙作アプリのユーザさんだったりする。ちょっと恥ずかしい。 でも個人開発の話で盛り上がれるので楽しい。
そんなこんなで、この調子で引き続きダラダラしていきたい。
自分は大阪出身なので、当然たこ焼きは小学生の頃から家族でたまに作って楽しんでいた。 たこ焼きは、冷凍のやつをソースも付けずに平らげるぐらい好きだ。出汁の味だけでイケる。 大阪は大概どこの駅前にもたこ焼き屋があるもんなんだけど、東京にはなくていつも欲求不満に苛まれていた。 ちなみに梅田に来たら「はなだこ」、難波なら「甲賀流」がおすすめ。
最近、ヨッピー氏が書いた美味いたこ焼きの焼き方の記事が話題になっていた:
これは真似せざるを得ないので、参考にして早速作ってみたら、自分史上最高に美味いたこ焼きが出来た。
ふわとろ。求めていた食感だ・・!
やってみて気づいた点を書いておく:
- 電気式のたこ焼き器は火力が足りない
- コンロの火力は最大で。遠慮してはならない
- 「粉100g / 出汁400cc」だとビシャビシャになって崩れるので、「粉100g / 出汁350cc」ぐらいでいい
- 速さ is 全て
電気式のやつしか持ってなかったんだけど、鉄板だけ外してコンロの上に載せたら問題なく使えた。
もしかしてコンロ用の方が熱効率が良くて、出汁400ccでもうまく焼けるのかな?
とりま一人たこパめっちゃ楽しい。おすすめ。
個人開発者の1日
昨日は1日調子が良くて作業が捗ったので、1日の活動記録を書いてみる。 作業項目は全てInkdropという、一人で開発・運営しているMarkdownノートアプリについてのもの。
- 7:30 起床、ベッドの上でダラダラする
- 8:30〜9:20 軽いジョギング (約5km)
- 9:30 朝食
- 10:00 掃除、洗濯
- 10:30 ストレッチ、瞑想15分
- 11:00 作業開始
- 12:00 昼食
- 12:30 近所を散歩、1000歩 歩く
- 13:00 アイスコーヒーを買う
- 13:10 作業再開
- フレームワークの更新: React Nativeのバージョンを0.53.0から0.55.4にアップグレードする。過去に何度か挑戦して挫折していたけど、今回はなぜかすんなり行けた。これでBlobが使えるようになる。
- フレームワークの更新: Native Baseの最新版に対応させる。UIのおかしな部分を修正。
- 15:00 Superorganismのミュージックビデオを見ながら踊ったり歌ったりする
- 18:00 夕飯準備
- リリース: お湯を湧かすなどの合間にコンパイルしてiTunesConnectのTestFlight配信、Google PlayにAlpha配信。
- 19:00 夕飯
- 20:00 ダラダラする
- 21:00 風呂。半身浴しながらKindle Oasisで読書
- 21:40 このブログ記事を下書き
- 22:20 散歩
- 23:00 瞑想
- 23:20 就寝
といった感じ。Twitterなどをだらだら見ることもなく、ずっと集中力が持続していた。 とても充実感がある1日だった。よく集中できると幸福を感じる。 ただ調子に乗って働きすぎた感があるので、あまり頑張りすぎないように気をつけたい。 作業時間は1日6時間以内に抑えたい。
上記の通り個人開発の作業内容は多岐に渡るので、作業間の切り替え速度が効率化の鍵。 作業の区切りにいちいちタバコに行ったりSNSを眺めたり雑談したりする人がいるが、全て無駄な行為。 スイッチングコストの最小化方法は以下に書いた通り:
人はマルチタスクが苦手な動物なので、シングルタスクで一つ一つ順番に片付けていくのが重要。 そのための環境づくりは、とにかく横槍が入らないようにすること。 全ての通知を切り、全ての予期せぬ刺激を遮断して没入するのがコツ。
あと、6日前からスタンディングデスクを試しているんだけど、これがかなり気に入った。 上記の通り集中力が座っていたときよりも格段に向上した実感がある。 やはりふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるだけある。 その場で足踏みをするだけで血流がポンプされていくのを感じる。 その他の感想は以下に書いた:
スタンディングデスク始めて6日目の感想:
— TAKUYA🐾個人開発で食うノウハウを書く (@craftzdog) 2018年5月29日
・最初の三日間は脚がめっちゃしんどかったけど、今は程よい疲労感
・集中力も全く問題なくむしろ向上した気がする
・立っているから音楽でテンションが上がった時に踊れるのが良い
・猫背になりにくい
・New Balanceのスリッパを履くと疲れにくい(3000円弱)
今後も続ける所存。
睡眠の質を上げるためにスタンディングデスクを試してみた
スタンディングデスクに急に興味が出てきた。きっかけは睡眠改善の方法を探していた時。 スタンディングデスクというのはこういうやつ:
睡眠の質が最悪
ずっと睡眠の質が悪いなと思っていて、なかなか改善しないでいる。 下図はSleep Meisterというアプリで計測した自分の直近の睡眠状態:
ガッタガタ。なにこれ。 寝付きはよくて、この日もストンって感じだったんだけど、眠りに落ちた後も体がどうやら動きまくっているらしく、質が大変悪いことが分かった。 まぁアトピーなので痒いのも大きな原因だろう。 つまり自分の睡眠の質の悪さの原因は複合的で、相互作用して悪循環になっている。 どうにかして歯止めをかけなければならない。 これでも良くなった方なのだ。
例えば、午後にコーヒーを飲むと、このようにびっくりするほど睡眠の質が悪化する:
もう笑うしかない。意識は落ちているのに、アプリは眠っていないと判定するほどにゴソゴソと動いて、休まっていない。 体感的にも熟睡感はゼロだ。
以前、仕事術の記事を書いたけど、今の自分のボトルネックは明らかに睡眠である。
効果を感じた施策
今まで試した施策は以下の通り:
- 朝ジョギング
- 寝付きが良くなるという研究がある
- ゆっくり半身浴
- 40℃以下のぬるめの風呂に20分以上つかる
- 副交感神経を優位に持っていける
- アロマテラピー
- ゆっくり散歩
- 寝る2時間前以降は仕事をしない・考えない
- 午後にコーヒーを飲まない
- 日が落ちたらブルーライトカットレンズのメガネをつける
- 夕方以降は部屋は暖色系の明かりを必要最低限つける
- 寝たまんまヨガアプリ
- 睡眠導入
- 爪もみ療法
- 副交感神経を刺激する
- 即効性が高いのでオススメ
これらのお陰で寝付きは格段に改善した。まじですぐ寝られるようになった。 寝付き改善はとにかく仕事のストレスを軽減するに尽きる。 次は深い睡眠だ。
NEATを増やす重要性
生活習慣で睡眠に悪影響を及ぼすものといえば、運動不足だろう。 デスクワークでずっと座っているから、脚を全然使わない生活をしている。 日中全然体を動かさないのが体に悪いのは明白だ。
朝ジョギングをしているといっても、消費カロリーはたかが知れている。 旅行で沢山歩いた時の方がよっぽど沢山運動している。 しかし普段そんなにたくさん歩いている暇はない。
こちらの記事によれば、2009年のジェームズ・レビン博士による研究では、エクササイズをするよりも日常生活の運動量を増やすことがダイエットにとても効果的であるということが判明したらしい。 そこでは「NEAT(ニート) - 非運動性活動熱産生(Non-Exercise Activity Thermogenesis」という概念が提唱されている。 これは普通に暮らしてて消費されるカロリーのことを指す。 博士によれば、
現代人の肥満と健康状態の悪化は、インターネットを中心とした現代生活が、私たちから少しずつNEATを奪ったのが原因だ。この損失は、1日に1,500〜2,000kcalのレベルにまで達している。
とのこと。ジムで1時間ぐらいエクササイズをしてる人でも平均で1,300〜1,500kcalらしいのでこの2,000kcalはデカい。
わたしはヒトの活動や肥満を20年にわたって研究してきた。その結果として言えるのは、現代人の暮らしとダイエットの考え方が根本的に間違っているということだ。50年前にジムなどなく、当時の人々はめったに「エクササイズ」をしなかった。それでも肥満に悩む人のほうが珍しい状態だった。かつての人々は、意識せずに体を動かすことで、努力せずに体重をコントロールしていたからだ。
つまり我々現代人は日常生活が座ってばっかりになったため運動を全然しなくなったからエクササイズが必要になったわけで、日常で十分体を動かしてさえいればエクササイズなど元から要らないのだそうだ。
座り仕事は様々な健康被害を及ぼすことが知られている:
- Sitting Down is Killing You | Daily Infographic
- 一日6時間以上すわっている人は死亡率が40%アップする
- 肥満の原因にもなる
- 善玉コレステロールの数値が下がる
- 糖尿病にかかる危険性が上がる
つまり机に座って仕事するのをやめれば、NEATが増えて、ひいては睡眠の質の向上に繋がることが期待できる。
立ったまま仕事をする効果への期待
座るのと立つのではどれぐらい運動量が違うのだろうか。 この記事によれば、電車で座るよりも立ったほうがカロリーは2倍消費するのだそう:
こういった運動量増加の効果を狙って、机を高くして立ってデスクワークを行うスタンディングワークというのが数年前から話題になった。
スタンディングワークの効果はいろいろ謳われている。 例えば、「スタンディングデスクの効果は年にマラソン10回分」という研究の報告もある:
メンタリストDaiGo氏も取り入れているらしく、認知は広がって結構ポピュラーになりつつある。
以上の通り、立つことの必要性と効果のエビデンスは充分すぎるほどあるので、試さない手はない。
即席でスタンディングデスクを作ってみた
という訳で自分もスタンディングデスクが欲しくなったんだが、なにせコストがかかる。 専用のデスクを買おうとすれば軽く5万は超える。 自分にも効果があるのかどうか分からないものにいきなりそこまで投資する気にはなれない。
そこで有りものを組み合わせて、今のデスクにローテーブルを載せて即席のスタンディングデスクを作ってみた。 それがこちら:
見た目は滑稽だけど、高さはピッタリ!
ちょうど肘が80度ぐらい曲がる位置に来ている。 画面を見る時は若干見下ろす角度。 ちょうどいい。首も腕も痛くならない。
スタンディングデスクを導入しようと考えている人は、ホリアヤ氏のこの記事がおすすめ。注意点がよく分かる:
スタンディングワークの体感的効果
さっそく立った状態でブログを書いたりコーディングしてみた。
意外と集中できる
自分はひどい猫背なんだけど、立っていると姿勢が改善される。 姿勢がいいと血行も良くなるので、むしろ集中力は上がるかもしれない。
脚はとても疲れる
こちらの体験者も言ってるけど、最初の三日目はしんどいようだ。 普段使わなかった筋肉を急に使い出したのだから仕方ない。
意外と脚を動かす
ただ直立不動で作業しているものをイメージするかもしれないけど、実際は逆だった。 足をたまに動かさないとしんどいので、その場で足踏みのような動作を無意識にする。 朝の朝礼で立たされた時のような感じ。みんなダルいからブラブラと動く。 音楽をかけると足でリズムを刻む。結構楽しい。 文字通り踊りながら仕事をしている感じになる。 これは電車で立っている状態と同等の消費カロリーがありそうだ。
たまに座りたくなる
ずっと何時間も立ち続けるのはやっぱり辛い。初日だからかもしれないけど。 大事なのは座り続けないことだと思うので。 そうするとやはり高さ可変式のデスクが欲しくなる。
高さ可変式デスクを探す
写真の通り自分はIKEAのテーブルトップと脚を使っている。 無駄に捨てたくないので、テーブルトップは再利用したい。
そこで購入を検討しているのがこちら:
FlexiSpot 電動式スタンディングデスク 高さ調節スタンドアップワークテーブル 作業台ブラックE3B
- 出版社/メーカー: Loctek Visual Technology Corp.
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
天板は別売りなので、IKEAのものと組み合わせられる。耐荷重80kgなので余裕でiMacも載せられる。
のりごとー氏のYouTubeチャンネルでも紹介されていてよさげ:
とりあえず三日間続けてみて、よさそうなら買おうと思う。 これで睡眠が改善することを祈る。
アンティークな雰囲気に囲まれるカフェ「ELEPHANT FACTORY COFFEE」 @ 河原町
土砂降りの雨の中訪れたのは、新京極商店街をまたいで路地に少し入ったところに佇むカフェ、「ELEPHANT FACTORY COFFEE」。
開店前だったので入口前で雨宿りしながら待った。
一番乗りでドアをくぐった先に広がっていたのは美しいアンティーク調のテーブルや食器類で飾られた店内。暗めで落ち着いたムード。
メニュー。壁の質感がとてもいい・・。
奥にはテーブル席も一つだけあった。奥に並んでいる小物もかわいくて趣味が良い。
10分ほど経つと店内はすぐにお客さんでいっぱいになった。
旅行客らしき外国人も入れ代わり立ち代わりで訪れていた。
しかし落ち着いている雰囲気からか、客の喋り声は抑え気味なので落ち着いて滞在できた。
京都でまったり落ち着きたい人におすすめ。
Instagramやってます
Automatorを使って指定時刻にのみDropboxを稼働させる方法
自分はDropboxに大量の写真データやドキュメントを同期している。 そのため、同期がとても遅くてPCに負荷をかける。 日中に作業している時は邪魔になる。 でも別にすぐに同期しないと困るようなことはない。 なので、夜中にだけDropboxアプリが動いてくれればそれでいい。
ということで早速アプリの起動と終了をmacOSで自動化してみた。 以下に手順を紹介する。
Automatorを開く
スポットライトで"Automator"と入力すれば出てくる。出てこない場合は「アプリケーション」フォルダに入っているのでクリックして起動する。
こいつはmacの痒いところをかいてくれる、孫の手のようなヤツ。
Dropboxを起動するアプリを作る
新規作成で「Application」を選ぶ。
左のカラムからUtilitiesを選び、真ん中のカラムから"Launch Application" を選んで右にドラッグ&ドロップする。 そして、起動するアプリケーションにDropboxを選択する。
で、一旦保存する。場所は好きなところに。自分は "~/Applications/" に保存した。
Dropboxを終了するアプリを作る
続いて、同様の手順でApplicationを新規作成する。 次は "Quit Application" を選んで右にドラッグ&ドロップする。
そして保存。
試しに作成したアプリを起動して見てほしい。 正しくDropboxが起動・終了すればOK。 これで準備は整った。
Cronでスケジューリングする
作成したアプリを望みの時間に起動させたい。 そのためにはサーバ管理者ならおなじみのCronを使う。 Cronは簡単に言うと指定日時に指定のコマンドを実行するためのもの。 ここからはターミナルでの作業になる。
crontab -e
上記コマンドでcron編集画面を開いて、下記のようにルールを記述する。
0 2 * * * open /Users/<user>/Applications/Start\ Dropbox.app 0 6 * * * open /Users/<user>/Applications/Quit\ Dropbox.app
上記の例では毎夜AM2時にDropboxを起動して、毎朝AM6時に終了するようにスケジュールしている。
open
というコマンドはFinderでファイルをダブルクリックした時と同じような挙動をCLIでやるためのもの。
以上で、Dropboxの実行を指定時刻のみに制限することができた。便利。
壁も床も真っ白なカフェ「Walden Woods Kyoto」@ 京都
インスタ映えを狙うなら即座にこのお店を推す、そんなカフェ。
京都駅から徒歩14分のところにある、去年末にオープンしたばかりだという「Walden Woods Kyoto」に行ってきた。
大正11年に建てられた洋館をリノベーションしたものらしい。
確かに二階部分は洋館の雰囲気が伺える。
ご覧の通り外装も内装も白を基調としていて、唯一コーヒー焙煎機だけが黒で存在感がある。PROBAT製で超レアとのこと。
二階に上がるとこのとおり、上下左右、真っ白である。白黒写真ではございません。
まるでフォトスタジオのようだ。
なんだか壁に絵を描きたくなる。
テーブルが無いのが斬新。 まるで大学のキャンパスで階段に座ってダベるみたいな感じで、壁際の段差の部分に腰掛ける。
暑かったのでアイスラテ。
照明がランタンというのもおもしろい。 夜は綺麗だろうなぁ。
お客さんも店員さんも全員オシャレだった。 俺もがんばってKindle Oasisを開いて対抗したが全くかなわなかった。 白Tだと壁と同化してしまうので次来る時は黒ずくめで来たい。
ここはゆっくり読書を楽しむカフェではない。 思うに、ここはソーシャルメディアに写真を上げることに特化したカフェだ。
ここをプロデュースしたのは嶋村正一郎さんというアートディレクターで、パリコレでも仕事したことのある人なのだとか。凄そう。 なのでこのカフェがとにかくおしゃれに振り切っているのは納得できる。
東京と違って空間の使い方にゆとりがあるのが良い。
こういう内装のセンスはとても真似出来ないが刺激になる。
たぶんランタンを照明に使ったのにもちゃんとコンセプト上の理由とかあるんだろうな。
リピするかといえば疑問だけど、時代の刹那に点を刻む部類のカフェとして楽しめるお店だった。 タイムレスというよりタイムリーなカフェ。 まさにファッションである。
Instagramが廃れないうちにどうぞ。
Instagramやってます
京都の両足院で座禅体験したらいろいろ気付きがあった
TEXT by TAKUYA
京都に思いつきで旅行に来ている。
前々からしてみたかった座禅の体験をやってきた。場所は建仁寺の中にある両足院というお寺。
天気はあいにくの雨だったけど、お庭の緑がしっとりと濡れてとても美しい。
入場して廊下をしばらく行ったところに、参加者が静かに佇んで待っていた。
眺めが良いので待ち時間はあっという間に過ぎた。
しばらくして住職の伊藤さんが現れて、座敷の中に通された。
畳には等間隔に座布団が敷かれていた。上の写真は終了して片付けた後のもの。
ここに30人ほどが座って座禅についての解説を聞いた。 そのお話がとても面白くていろいろ学ぶことが多かった。 忘れないうちに書いておこうと思う。
まず座禅とは心を無にすることではない。 むしろ、普段あまり気にかけていない感覚に意識を向けることで、様々なことに改めて気づく作業なのだそう。 例えば、普段仕事をしていると頭の中はそれでいっぱいにかるが、五感はその間もずっと動いている。 ただ、意識の割合がずっと思考に寄っているだけなのだ。 座禅ではその偏りをほどいて、「思考+五感」の割合を均等にする。
そのための第一ステップとして、まずは音と匂いに注意してしばらく目をつぶって座る。 線香が焚かれ、拍子木をカンと叩いてスタート。 雨のしとしと音、鳥のさえずり声、木々の擦れる音、だれかの咳・・・、様々な音が聞こえる。 普段「雑音」としてひとくくりにしている音が、耳の感覚に集中することで一つ一つの構成音に気づくことが出来る。 鼻から伝わる京都の空気、朝の少し冷たい気温、雨の湿気・・・。 これらはパソコンをカタカタやっている時にはまず気にかけない感覚だ。 意識が凛としてくるのを感じた。
続いて、身体の器官に意識を向けてみたりした。腕を伸ばすとじんじんする感じとか、前屈しながら身体の様々な部分の感覚に意識を巡らせた。 これがやってみるととても楽しい。 座って前屈すると当然ふくらはぎや首などの伸びている部分に集中するけど、太ももの前側とか胸、背中を意識することはあんまりない。 動作とはあまり関係なさそうな部位を意識しながらやると、体って全部つながってるんだなという事がよく分かる。おもしろい。
そこで、住職の話に集中して聞くのではなく、背景音にも意識を巡らせたり体の部位を意識し、お話はあくまでその内の一つとして情報を受け取ってみた。 すると、今まで感じたことのないような、「聞いてるけど聞いてない」みたいな感覚になって、とてもリラックスした状態になった。 この状態で仕事が出来たら日常のストレスが激減しそうだ。
そして次に目を開けたまま、半眼の状態で座禅を組む。 目の情報は膨大なのでつい意識の多くを奪われるけど、その視界への意識を開放する。 何かを注視するでもなく、ただボヤ〜っと空を見るような感じ。 気を抜くと目を閉じてしまったり、どこかを注目してしまうから難しい。
話と体験を通じて、座禅とは感覚や意識の偏りや執着をほどいて、ニュートラルな状態に持っていくエクササイズなのだなと理解した。 パソコンやケータイばかりしていると情報の入力が目と耳に偏る。 特定の神経ばかりに偏って興奮状態が続く。 だから身体性を失いがちで、ストレスも過度に溜まる。 座禅はその失った身体感覚を取り戻してストレスを受け流させてくれる。 気づかなかった執着に気付き、それを手放す機会を与えてくれる。 自分はそんな風に理解した。
参加してよかった。
両足院の座禅体験はほぼ毎週末の朝にやっているので、京都に来た際にはぜひおすすめ。 ヨガとかもやってるらしい。
- 坐禅体験|京都建仁寺塔頭両足院|座禅体験・庭園の特別拝観(特別公開)・樹木葬
- 参加費: 1000円
- 所要時間: 1時間
ディスプレイ用クリーナーを買ったら掃除が捗って清々しい
毎日触れるものは出来るだけ清潔に使いたいもの。 キーボードとかマウスはたまに掃除用アルコールで拭いて掃除している。 手の皮脂が綺麗に取れてとても快適になる。
iPhoneやiPad、iMacのディスプレイの掃除は面倒だ。 息をは〜と吹きかけて曇らせてクロスで拭いてもなかなか指紋や皮脂が取れない。 iPad Proみたいなデカい画面だと掃除も大変で面倒。 iMacの問題はホコリ。ベッドが横にあるので数日でホコリまみれになってしまう。
これらの問題を解決すべく、専用のクリーナーを買ってみた。
ROGGE DUO-Clean スクリーン クリーニングキットというやつ。 2000円ぐらいでちょっと高め。 レビューの評価が良かったのでこれにした。
これを使うと掃除がすごく楽になった。 付属しているクロスに1プッシュ吹きかけて、濡れた部分で画面を拭うと、ひと拭きで汚れが落ちる。
こんな感じのベットリとした汚れが・・
すぐに綺麗にできる。 あと、拭いた後の画面のさわり心地がつるつるになって気持ちいい。
iMacのディスプレイの掃除は、まずカメラ用のブロワー(シュッシュッと空気を吹きかけるやつ、数百円以下で手に入る)を使ってホコリをある程度吹き飛ばす。 その次に、このクリーナーで吹くと新品のごとくきれいになる。 くしゃみや食べ物などの飛沫が付着したものも綺麗にとれる。
ただ、買ったばかりの頃のiPhoneのように、全く指紋が付かなくなるわけではないようだ。 汚れ防止コーティングのような効果はあんまり期待できないので注意。
自分の作業環境なので毎日綺麗に保ちたい。
ROGGE DUO-Clean スクリーン クリーニングキット(250ml)
- 出版社/メーカー: ROGGE
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
追記
Twitterで質問をいただいたので回答。
気になります。私も掃除は基本エタノールでするのですが、液晶系は、よく拭きあげないと水滴が残る感じが気になっていました。これだとそういうこともないのでしょうか?
— りーの®︎ (@ri_no) 2018年4月28日
10回ぐらい使いましたが、水滴や拭き跡が残ることは今のところないですね。
タイピングの悪い癖を矯正したらストレスが減って効率が20%向上した
どうもTAKUYAです。
みなさんは2018年の正月に掲げた抱負をまだ覚えているだろうか? facebookに長々と投稿する人もいるよね。 自分は掲げない。なぜなら100%忘れるから。 その代わり、年の初めに新しいことをやり始める。 今年はキーボードのタイピングの悪い癖を直すことだ。 数ヶ月続けてようやく効果が出始めた。
自分のタイピング速度はもともと速い方だと思う。 確か 腕試しチェックサイトでのレベルは comet (375~399pt) だった。 まぁ中学二年からパソコンを触っているので速くならないほうがおかしい。 でも以下のような悩みがあった:
- キーボードの入力音がうるさい
- タイポが多い
- 手が疲れる
- 入力時にストレスを感じる
作業効率を更に上げるためにもこれらの問題を解決したい。 入力音がうるさいと他人の迷惑にもなるし。 自分のタイピング癖を見直すと、以下のことに気づいた:
この通り自分は基本中の基本を守っていない。 だから手癖だらけ。そのせいで以下の弊害が発生していた:
- 手首の位置がうろうろ安定しない
- いらない力が入ってタイプ音が大きくなって手が疲れる
今思い返せばこんなんでよくプログラミングが出来てたなと思う。 どうやって入力していたかというと、キーの相対位置を一文字ごとに考えて指を動かしていた。
ギターやピアノの運指をイメージすると分かりやすいと思う。 ギターを1音ずつ弾く時に、フレットや弦の移動コストを最小限にするように指を動かす感じ。
例えば「k」を入力したら、その上は「i」と「o」だ、右下は「,」だというようにマッスルメモリーに叩き込んで、それに合わせて手首の位置や指を動かしていた。 これでブラインドタッチする。そりゃストレス感じるわ、と。これが中学から培った我流のタイピング技術である。笑
こんな打ち方だから、離れたキーを入力する時にタイポが高確率で起こる。 カーソル移動で毎回矢印キーまで移動しなければならないので無駄が多い。
まずはホームポジションとhjkl
を導入するとともに、vimでは以下のことを行った:
あとは Karabinerというmac向けのキーマップツールを使って、vimっぽいキーマップをOSグローバルに適用してみた。 Complex Modificationsからお好みの設定を見つけてインポートすればいい。 こちらのVi Style Arrowsを使った。
最初はとても辛くて辛くて、竹書房ゥァア゛ーッと奇声をあげたくなったけどなんとか耐えた。 痛みの伴う矯正だった。 ホームポジションを尊守していると薬指と小指を沢山使う。 これが結構慣れないと思うように動かなくてしんどい。 やはりキーボードは楽器と同じだ。 上達するかどうかは薬指と小指にかかっている。
vimのキーマップはよく考えられているなと改めて思った。
デフォルトのキーマップ設定は今後も変えないで行きたい。
最初は ctrl-[
で小指が届かず ctrl-p
を入力してしまってコード補完が頻繁に表示されるという悩みがあったけどこれも慣れの問題だった。
おかげで入力ストレスはかなり軽減されて、手も疲れづらくなった。
苦手な文字が限定されてタイポ率が下がった。今は主に ,./-=
らへんをよくタイポする。難しい。
リターンキーは中指ではなく小指で押すようになったので「ッターーーーーン!!!」とやらなくなった。
これでもうキーボードを破壊しなくて済む。
まだ残っている問題は、日本語の入力。 自分は日本語を打つ頻度が低い。 プログラミングではほぼ英数字しか打たないから。 だから日本語の矯正がまだ残っている状態。 ゆっくり直していきたい。
一人の時間を過ごすことに特化したカフェ「fuzkue」に行ってきた @ 初台
自分がカフェにもとめているものは間違いなく癒しだ。
普段PCにかじりついてキーボードが壊れるまで文字を打ち続ける(実際リターンキーが壊れた)日々を送っているから、手を休めソファに深く腰掛けてリセットする時間が欲しくなる。
でも一般的なカフェはおしゃべりをする団欒の場でもある。 学生が勉強をしていることもあれば、パソコンを開いて何やらカタカタとやっている人も多い。 だから単にお洒落なだけでなく「落ち着く」カフェは貴重なのだ。
何も考えたくない、あるいは黙々と読書を楽しみたい。 fuzkue(フヅクエ)はそんなニーズに応えてくれるカフェ。 こちらはTwitterで拙作アプリのユーザさんに教えていただいた。ありがとうございます :)
初台駅からすぐのところにある雑居ビルの二階。
アンビエントな音楽がゆるやかに流れていて、お客さんたちがぽつぽつと腰掛けて雑誌などを読んでいた。
このカフェに訪れる前にホームページに目を通しておくといいかもしれない。 ここは少々変わっていて、図書館のようなルールが設けられている。 おしゃべり禁止、パソコンカチャカチャ禁止など、他人の邪魔にならないように配慮すること。 それがこの居心地のいい空間を保つ役割を果たしている。 ホームページにはなぜ必要なのかという説明とともに、ルールが丁寧に綴られている。
もちろん、各席にもルールブックが置かれていて、注文の前に目を通すように促される。 何も知らずに入ると「面倒な店だな」と思ってしまいかねないのでご注意。
カウンター席に座って、コーヒーとケーキを頼んだ。
確かに静かで居心地がいい。 なんかふわふわした気分になった。 家にもこんな空間が欲しくなる。 香りにも気が配られているようで、アロマ的なやわらかい香りがした。詳細が知りたい。 気持ちよすぎて眠くなる・・隣の客は寝ていた。
席と席の間隔が離れていて、隣の人が気にならないように配慮されている。 こういった設計は都会のカフェではめずらしい。 同じ空間にいるのに他人が気にならないというのは中々作れないものだと思う。 一人の世界に浸りたい人はぜひ一度訪れてみて欲しい。
この手のカフェは流行ってしまうと良さが失われてしまうから難しい。 だから売り上げには限界があるし、たぶん儲けを追求する人がやる商売ではない。 席料があるのはうなずける。そのため客単価は1,600〜2,500円と高め。 その分時間を気にせずに滞在できる、という仕組み。 逆に頻繁には通えないのがトレードオフ。
こうやって客層を絞って初めてできる商売は好きだ。 自分がニッチ向けのアプリを作っているからというのもあるかもしれない。 世界に何万店舗も展開したりだとか、何億人のユーザを獲得したりとかも派手で良いけど、ひっそりと狭く深く濃ゆい、知る人ぞ知るサービスもまた乙である。
Instagramやってます
コーヒーテーブルと一人がけソファを買ったら部屋のカフェ化が進んだ
以前、ブログでアプリで稼いだお金は全部投資に回すという話を書いた。
部屋もやはり好きなものに囲まれた方がふとした時にやる気が出て良い。
例えばドライフラワーを壁に飾ってるんだけど、ふと目をやったときに綺麗だなあと思えてちょっとだけ気持ちが安らぐ。とても良いのでおすすめ。手入れも要らないし楽。
おすすめは原宿のTHE LITTLE SHOP OF FLOWERS。お値段も数千円程度なので手軽に癒しを手に入れられる。トイレとかに飾ったりとか。
過去の記事を読んでくださっている方はご存知の通り、自分はカフェが好きだ。 前々から部屋もカフェっぽくしたくて、今回はコーヒーテーブルとソファを買った。
家具系は値段も品質もピンきりなのですごく悩む。 自己投資を免罪符にしてつい高いものを買ってしまいたくなる。 本当はCueroのバタフライチェアが欲しい。でも15万円もする。これは諦めた。
で、リーズナブルかつカフェっぽい雰囲気のものを探した結果がこちら:
ソファは若干座椅子感があるけど、取外し可能な脚がついている。
値段はそれぞれこちらの通り:
ソファに関しては出来れば肘掛けの付いているものが欲しかったんだけど、同じ価格帯で座りやすそうなものが無かったので妥協した。
テーブルはイメージ通りの暗めな色合いで、かといってチープな印象は無く、そつない感じ。欲を言えばもっとアンティーク調のものが良いんだけど、そうなると価格が激はねしてしまうので今回は見送り。
買ってから1週間ほど経ったけど、問題なく気に入ってる。買ってよかった。
もっとアプリの売上が伸びて余裕ができたら、肘掛け付きのもっといいソファを買おう。というかまず広い部屋に引っ越そう。
ソファとテーブルをお探しの方はご参考まで。