3年ぶりのパリ滞在で気づいた変わった点&変わらない点
新婚旅行でフランスはパリに3年ぶりにやってきた。 そこで2泊してから、ドイツのノイシュバンシュタイン城に向けて各地を電車で転々としながら旅をする予定。 本稿では、今回の再訪を通して個人的に気づいた、パリの3年間で変わった点と変わらない点をご紹介したいと思う。
緩くなった警備
2016年3月のパリは、同時多発テロ事件が起こって数カ月後だった。 当時の警備はとても厳しくて、ライフルを持った兵士を至るところで見かけた。 セキュリティチェックもとても厳しくて、雑貨屋に入る時でさえ警備員にカバンの中身を見せる必要があったりした。 ものものしい雰囲気が漂う一方で、守られている感覚も強くあった。 自分が日本人だと分かると警戒心を解いて笑顔で接してくれることもあった。
それ以降も悲しいことにフランスではテロが散発しており、いつまた悲劇が起こるかわからない状況。 しかしながら、警備は以前よりもかなり緩和されている様子だった。 見かける兵士もまばらだった。 上の写真は、サント・シャペル (Sainte chapelle)を見学して退場する出口付近に佇んでいる兵士。 配置されている人数がかなり減っている。 シャンゼリーゼ通りでは、メトロ(地下鉄)の各出入り口に数人立っていた。 通行人のスーツケースを開いて中身を確認したり、パスポートを要求したりしているのが見えた。 少し緊張しながら自分たちもメトロの階段を降りようとするも、特にお咎めはなかった。
一刻も早くテロが無くなり、兵士を街中で見なくなることを祈るばかり。
ノートルダム大聖堂の火災
パリの事件として記憶に新しいのはやはりノートルダム大聖堂の火災だ。 これには本当にショックを受けた。 3年前ここを訪れて、聖歌を聴いた。 美しい歌声に心打たれたのを覚えている。
聖歌気持ちよすぎて最後まで聴いてしまった @ ノートルダム寺院 pic.twitter.com/5k8AS0QbtO
— TAKUYA🐾個人開発で食うノウハウを書く (@craftzdog) 2016年3月18日
火災のあとは立入禁止となってしまい、工事の囲いの隙間からしか覗けなくなっていた。
復元のために沢山の寄付金が集まったと聞く。 何年かかるか検討もつかないが、生きている間にまた入れる機会があればいいなと願う。
シェア電動キックボード
3年前の移動手段といえばメトロと、レンタサイクルのヴェリブ(Velib’)だった。 今はそれに加えて電動キックボードが多いようだ。 街のいたる所に乗り捨てられている(ちと邪魔)。
今回は利用しなかったけど、慣れれば便利かもしれないなぁと思った。
地下鉄メトロのホームドア
日本ではすっかり普及した、鉄道ホームの人身事故防止で設置されたホームドア。 それがパリにも設置されていて驚いた。 日本での鉄道人身事故のおよそ半数は自殺と言われているが、パリでもそういった事故の防止につながっているのだろうか。
幾何学的建築デザイン
変わらない点といえば、やはりその街並みである。 テロがあったとはいえ、街が大きく破壊されるような事態にはなっていない。 この美しい伝統的でジオメトリックな建築は、厳しい大自然とそれを生き抜く人間との対立項的関係を如実に表わしている。
優雅なカフェ文化
自分はカフェが大好きで、日本でもいろんなカフェに足を運んでいる。 でもパリのこのカフェの雰囲気はやはりパリでしか味わえない。 3年経ってもその優雅な時間は変わらず味わうことが出来た。
妻にとっては初めての滞在だったので凱旋門やエッフェル塔などの定番スポットも訪れた。 それらを案内しながらも、二度目の訪問では細かいところに目を向けることが出来てとても楽しめた。 今はドイツの滞在を楽しんでいる。 そちらもおいおい書いていくので、楽しんでいただけると幸いだ。
フランスの建物は豪華絢爛という印象に対して、ドイツはとにかく可愛い!
— TAKUYA🐾個人開発で食うノウハウを書く (@craftzdog) November 7, 2019
そしてレストランの内装がどこも美しくて見惚れる。
ハイデルベルク、ビュルツブルク、ニュルンベルクに滞在した。
今日はミュンヘンにいます。 pic.twitter.com/xO5SvmrzPt