報酬を海外から受け取るときはTransferWiseが便利だった
フリーランスとして海外での仕事の報酬を受け取るとき、送金方法がいろいろ問題になる。
海外送金はマネーロンダリングが絡んでくるので、いろいろややこしい。
いろいろ先方と一緒に試行錯誤した結果、TransferWiseで上手くいったのでメモとして書き残しておきたい。
WesternUnionだと外貨受け取り扱いになった
海外送金方法として手数料が安いと評判のWesternUnionを最初に試した。 送り手の手数料は確かに安いのだが、受け手に問題があった。
たとえ円建てで送金を受けたとしても、外貨受け取り扱いとなってしまうのだ。
自分は住信SBIネット銀行に事業用口座を持っているんだが、ここの「外貨送金受取サービス」の説明ページを御覧いただきたい:
- 外貨預金口座の開設が必要
- 受取手数料 2,500円
更に、以下の手続きが必要となる:
送金が銀行に届いたら、「外貨送金お受け取りに伴うお手続きのお願い」という連絡が来る。 次に、銀行へ以下の旨を連絡しなければならない:
めんどすぎひん? 高い手数料を払って外貨預金口座で受け取ってもさらに普通口座に移す必要がある。 あと、銀行側の手続きがめっっっっちゃ遅い(送金から受け取り連絡が来るまでに一週間かかった)
という訳で送金はキャンセルした。お問い合わせ窓口からキャンセルの旨を連絡すれば手続きしてもらえた。
TransferWiseだと何も問題無かった
次に試したのがTransferWiseという送金サービス。
この会社自身が様々な国のローカルに口座を持っており、その口座から宛先の口座に振り込むという仕組み。 結局ローカル同士の送受金となるので、外貨受け取り問題を避けることが出来る。
早速試したところ、一回目は失敗してしまった。 原因は、Account holder nameをローマ字表示で指定した事だった。 カタカナ表記で指定してもらう必要がある。 ローカル同士の送受金なのでこの辺は合わせる必要があるようだ。
カタカナ表記でリトライしたところ、無事受け取りできた。 こちらには何の手数料も手続きも必要なかった。
送信側の手数料もとても安く済んだし、送金から一日でこちらに届いた。早い。 とても便利なので、今後も活用していきたいと思う。
その他のオプション: Stripeで請求する
Stripeにアカウントを持っている人は、ダッシュボードで手動で顧客登録してInvoiceを作るという方法がある。 送金側はクレジットカードやApple Payで支払う。 別にSaaSでサービスを運営していなくても、フリーランスで自身の仕事の報酬受取り方法として使っている人もいるようだ。
(Taoさん助言ありがとうございます)
Stripeはレートがちょっと悪いけど、使い勝手が良い。
という訳で、海外で仕事を受けたら報酬の受け取りにはTransferWiseが便利だよという話でした。